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あなたの想いが形になる!家づくりで失敗しない☆7つの道標

はじめに

家づくりを考えはじめて、この記事を読んでいるあなたは今、念願の家を手に入れることで・・・。

● 安心できて、くつろげる場所を確保できるかもしれない。
● 友人や親戚を我が家に招待しやすくなるかも知れない。
● 休日の過ごし方が変わるかも知れない。
● これから一生、家族と幸せに暮らして行けるかも知れない。
● 友達を呼んで一緒に食事をしたら楽しい時間を過ごせるかも知れない。
● 知り合いから「いい家だね」と言われて、優越感を味わえるかも知れない。
● 今まで夢がすべて実現するかも知れない。

そんな風に感じながらも・・・

◆ 住宅ローンの支払いが苦しくて生活できなくなったら、どうしよう。
◆ お金が無くなって、好きなことができなくなったら、どうしよう。
◆ 災害が起こって、使えない家になってしまったら、どうしよう。
◆ 家を維持するお金が高すぎて、払えなくなったらどうしよう。
◆ 家が完成した後、もっとこうしていたら良かったのにと、後悔したくない。
◆ なにより、実際に出来上がる家は、私が支払うお金の価値に本当に見合うものだろうか?

と言う、不安も感じているのではないでしょうか?

まさにその通りで、ほとんどの方が満足できるいい家を選ぶことができるかどうか不安だと感じながらも、何らかの選択をしています。その結果、心配していたことが現実となってしまい、悲惨な目にあっている人が、世の中にたくさんいます。

せっかく苦労して手に入れた家なのに、すぐに人の手に渡ってしまう。そんな最悪の事態にまでなってしまう可能性だってあるのです。

ですから、このような記事が必要になると信じています。

この記事を読み終えた時、あなたは次のことを知って、自己防衛が可能になります。

 

● 多くの人が、どうして家づくりで失敗しているのか。
● 家を選ぶ時に何を確かめればいいのか。
● 売り手側の本心を知り、落とし穴に落ちない方法。
● 良い会社を簡単に見分けるコツ。
● 危険な家を見破る方法。
● 今のことだけでなく、未来のことまで見通せる目を持つ方法。

 

ずばり、この記事の目的は、絶対に知っておいた方が良い、家づくりの選択基準を『事前に』身につける事です。

 

ぜひ、この記事を読んで、あなたの貴重なお金が無駄にならないように、役立てていただきたいと思っています。

それでは、この記事を読んで、あなたが満足する、すばらしい家を手に入れられるようになることを願って、話を始めます。

 

第一章 あなたも、危ない橋を渡ろうとしている!

「はじめに」のところでもお話ししましたが、家づくりに関わる正しい知識を持っていないということは、すごく危険なことだと言えます。

事実こんな話がありました。

 

「家を売りたい。」
と、相談がありました。
その奥さんは、随分疲れている様子でした。
事情をお聞きすると、ローンの返済ができないとおっしゃっていました。

 

マイホームを買って、最初の頃は楽しかった。
でも、ローンの返済の負担は大きく、毎月の生活のやりくりに苦労していたそうです。

5年が経ち、何とか慣れてきたなと思っていた時に、思っていたことが起こりました。

ローンの支払いが約1.5倍になったのです。

それまで毎月11万6000円を支払っていたのに、その月から、17万円になったのです。
これでは、とても生活していくことができません。
それで、泣く泣く家を売ることに決めたそうなのです。

家を買った時には、毎月返せる範囲内でローンを借りたのです。
でも、5年後にローンの支払い額が増えることについては、知らなかったそうなのです。

このようにローンで失敗した方たちは本当に多いのです。

 

また、こんな話もありました。

 

完成したばかりの新築の家に、一部屋付け足したいと工事の相談に来られた方がありました。
家族みんなが楽しみにしていたのに、完成した家は、思い通りには出来上がっていなかったのです。
勉強部屋は、狭く、ドアや窓がじゃまになって、たんすと机を置くことができない。
お風呂は、窓が無くて、いつも暗くて、ジメジメしている。
キッチンは、幅と高さが合わないので、料理がしにく。
それに、ガレージには大きな給湯器が置いてあり、狭くて自動車のドアを半分しか開けることができなくて、乗り降りが大変不便。
それ以外にも、たくさんの不満がありました。
仕方なく、子供のたんすは寝室に置き、夫婦二人は残りの場所にやっと寝られる状態です。「これだったら、以前住んでいたアパートのほうが使いやすかった」と話していました。
そこで、たんすを置ける部屋を一つ作りたいと相談に来られたのでした。

工事にかかる費用を計算して、金額をお見せすると、お客様には言葉がありませんでした。
今のローンを返済しながら、それだけのお金を用意することは、とても無理なことだったのです。
結局、その方は、その新しい家を手放すことにしました。
随分安くしか売れなかったのですが、その不満足の家にはどうしてみ住み続ける気持ちになれなかったそうなのです。

 

もう一つ、こんな話もありました。

ご夫婦二人で住む家を建てた方の話です。
新品の家に最初は喜んでいました。
しかし、引っ越した直後から、奥様の調子が悪くなり始めました。目はしょぼしょぼして、自然に涙が流れ、のどは痛み、咳が止まらなかったそうです。
その症状はだんだんとひどくなっていきました。
窓を開けておいたり、空気清浄機を置いたりしましたが、どれも効果がありませんでした。
ついには、住むことができなくなって、家を出て、別のところに住むことにしたのでした。
家を出た後も、体は治りませんでした。
その奥様は本当につらかったのでしょう。「もうこれ以上苦しい思いをしたくない」と、自らこの世に別れを告げたのです。
こんな悲しい話もあったのです。
正直言いまして、こうした出来事は、起こってしまってからではもう手遅れなのです。

しかし、どうしてこんな事が起こってしまうのでしょうか?
それは、あなたが間違った常識を信じ込まされているからなのです。

 

第二章 家を買うときの常識に踊らされて、どれだけあなたが勘違いさせられているか

第一章でもお話ししましたが、私は家づくりで失敗した人たちの様子をたくさん見てきました。でもその方たちも、失敗したくはなかったはずです。それなのに失敗してしまいました。
では、なぜその方たちは、そんな失敗をしてしまったのでしょうか。
それは、知らないうちに、間違った常識を信じ込まされていたからなのです。

それでは「家を買う時の常識」にはどんなことがあるのでしょう。
それについて紹介します。

家づくりの常識のウソ①
家は時間をかけて建てた方が、いいものができる。

時間をかけて家を作れば、あわてた仕事にならないので、いい家が出来上がるという常識です。時間をかけてゆっくりすれば、工事の途中で相談することができて、変更もしやすいと言います。しかし、時間をかけて家を作れば、それは、あなたが損をすることになるのです。

例えば、同じ材料を使って、同じ大きさの家を二つ作ったとします。ひとつは6ヶ月かけて作り、もう一つは12ヶ月かけて作ります。出来上がった家は同じものです。
でも、値段は12ヶ月かけた家の方が高くなります。その原因は、人件費です。その現場で働いてくれた人たちへの給料です。
建築の現場では、工事の期間が長くなると支払う給料も多くなります。
現場で追加や変更の申し込みをすると、さらに日数がかかります。するとまた支払う金額が増えます。
工事期間が2倍かかれば給料の支払いも2倍になり、それ以上かかることもありえるのです。
現代において人の働く時間に払うお金ほど高価なものはありません。時間をかけて家を作るということが、それだけお金もたくさんいるということなのです。

最新の建築では、現場での時間を節約しても、良いものを作る方法があります。短い工期で工事をして、安く良い仕上がりのものを作れるのです。
また、決まった金額で家をつくるなら、短い工期で工事をして、お金を節約して、浮いたお金を有効に使うことが出来ます。

例えば、
◇ 窓ガラスを二重にすることで、冬の寒さを減らし、水滴が窓ガラスに付く結露を防ぐことが出来るようになります。
◇ 防犯性の面から電子ロック錠を取り付けることができます。
◇ 食器棚をもうひとつ取り付けることが出来ます。
といったことが出来るようになるのです。
つまり、時間をかけずに作った家の方が、いい物がたくさんついた、いい家になるのです。

時間をかけて建てた家の方がいい家になるというのは、間違っています。

 

家づくり常識のウソ②
どんな風にでも建てられる会社はいい。

家を外から見た時のデザインは「屋根でも壁でも、色でも形でも、どんな風にでも出来ます」と言っている会社は、なんでも器用にこなせて、どんな夢でも形に出来て、頼りになるというのは間違っています。なぜなら、その家はモノマネでしかないからです。
そのような家は、A社のようにしてくださいと言えば、A社風の家を建ててくれます。でも、その家には心がこもっていません。

心とは、次のようなことです。
★ 数千枚のデッサンを描き、その家のデザインをしたデザイナーの想い。
★ 完成を夢見て、丁寧に仕上がりを考えた設計者の工夫。
★ 小さな部品を選ぶために、長い期間、幾度にもわたり実験を繰り返して、本当に使いやすい組み合わせを決めたコーディネーターのこだわり。
★ 安全で長持ちするものを、やっとの思いで見つけ出し、その部品の素材を決めた研究者の苦労。
など、見ただけではわからないものです。

本物の家は住む人のことを想いながら、長い時間をかけて生まれてきたのです。その想いの時間を過ごすことなく、出来上がりだけを真似した偽物の家を作る会社では、あなたの未来のことまでを想ってくれることはありません。

 

家づくり常識のウソ③
外壁の材料は厚い方がいい。

外壁に厚みがあると、温度を通さないようになり、冷房や暖房がよく効き、隣の家が火事になっても燃え移らない、と言われています。さらに、物が当たっても壁が割れないと言われています。
しかし、温度を通さないことを壁の厚さだけで説明しているのは間違っています。

温度が通りにくいのは、外壁一枚の厚さで決まるのではありません。壁全体に使っている複数の材料の組み合わせによって決まります。外壁や断熱材に使っている材質や暑さ、空気の層の暑さ、さらに、隙間が無いように工事をすることで温度を通しにくい壁ができあがります。
外壁一枚がいくら分厚くても、断熱材が薄く、隙間のある取り付け方をしていては、温度を通す、たいして暖かくない家になってしまいます。

また、物が当たった時の強さは、外壁の厚みではなく、表面の硬さと内部の柔らかさで決まります。

外壁表面への物の当たり方には二種類あります。一つは瓦が風に飛ばされて当たったときのような瞬間的で小さめの衝撃。二つ目は台風の時、強い風が吹き続けているような、長く大きな力がかかっている状態です。
瞬間的で小さいものであれば、表面を硬くすることで、傷が入ることを防ぐことができます。また、大きな力が長く続く場合は、柔らかく柳のように壁がしなることで、力を受け止めて、吸収してしまいます。この、堅くて柔らかい反対の性質を持っていると、強い壁になります。
外壁に厚みがあると、柔なくしなることが出来ません。ですから、力がかかると、壁はぎりぎりまでがんばって、限界がくると一気にバラバラになってしまうのです。

さらに、壁を厚くすると壁自体が重くなってしまう問題が起こります。
重くなると、それに耐える丈夫な柱、基礎、重い壁を取り付ける金具が必要になります。それらの部品を丈夫にすると、値段が高くなってしまいます。
そこで、厚くて軽い壁を作ろうとします。
それは、壁をスポンジ状態にすれば作ることができます。しかし、そすると今度は、運送中や取り付けのネジ止めの時に欠けやすくなってしまうのです。
厚い壁を使って、いい家を作ろうとしても、難しい問題の方が多くなるのです。

厚い外壁一枚だけをみて、いい家になると判断することは間違いです。

 

家づくり常識のウソ④
担当の営業マンが、いつも熱心にやってくる人だと、いい家ができる。

家づくりをすすめていく上で、営業マンはとても大切な存在です。家づくりの情報を提供してくれたり、設計マンや業者さんへ連絡をしてくれたり、あなたに代わって、仕事をしてくれるのです。
その営業マンは熱心な人がいいと言われています。呼べばすぐに来てくれて、毎日訪問してきてくれて、何でも「はい!」と聞いてくれる。あなたのためだけに毎日飛び回ってくれる熱心な営業マンです。
そんな、熱心な営業マンが担当に付くと、いい家ができると言います。
それは間違いです。

そもそも、いい営業マンは忙しいのです。人気者ですからあちこちからお呼びがかかります。声をかけられた全てのお客様に役立てるように日々走り回っています。

営業マンの仕事は、家づくりの段階に合わせて変わってきます。
家づくりの段階は、3つに分かれていて、

初期段階 まだ、何から考えていいのか分からない時。
検討段階 たくさんの中から、絞り込んでいく時。
最終段階 細かい仕様を決めながら、打ち合わせを進めていく時。
となっています。

いい営業マンは、その全ての時期で、あなたの役に立つ情報を提供してくれます。
そして、いい営業マンは、あなたの家が完成した後も、あなたとに付き合いが続いています。住まいの情報をお伝えしたり、快適に住むためのアドバイスを続けています。
まるで家族のような付き合いになります。

いい営業マンには、ファンのお客様がついているので、仕事が次々と入ってきます。
いつも忙しいので、たくさんのお客様に合わせられるように、時間を大切にしています。

それにたいして、何年たってもファンになってくれるお客さんがいない営業マンは、家を買ってくれるお客さんを、毎日毎日探し回っています。ですから、一人お客さんを見つけたら、決して離さないようにがんばります。お客さんにしがみつくのです。
そして、毎日毎晩、熱心にあなたの家にやってきます。

実は、その営業マンには本当にあなたしかいないのです。あなたに買ってもらえなければ、その営業マンは明日から食べていけなくなってしまうのです。だから必死なのです。熱心に見えるけれど、あなたのためではないのです。会社のノルマや自分の給料のためだけに働いている営業マンは、あなたにとっては害虫でしかないのです。
そんな営業マンにつかまってはいけません。
熱心にやってくる営業マンが担当だといい家ができる、というのは間違っています。
これまで、このようなウソの常識を信じ込まされていて、家づくりに失敗した人たちがたくさんいました。
これから家づくりを始めるあなたには、そのような失敗をしてほしくないと思っています。

では、なぜ私が、このような間違った常識に気付いたのでしょうか。
そして、なぜこのようなことをあなたに伝えようと思ったのでしょうか。

それについては、次の第三章でお話しします。

 

第三章 私はなぜ、その間違いに気づいたのか

第二章では、あなたは間違った常識を信じ込まされています。と、お話ししました。もちろん、私自身もこんなことを最初から知っていたわけではありません。

私は、元はといえば、経済学部を卒業しているので、住宅のことについては全くの素人でした。ただ、子供の頃の住まいが長屋で隙間風だらけだったことと、その後父が買った一戸建ての家に住めたことで、いい家についてはとても興味がありました。社会人となり営業を始めてからは、会社のために役に立つ人になろうと思い、毎日がむしゃらに働いていました。

ここからは、私事になるので、読み飛ばしていただいても結構です。ただ、よく聞かれることですし、この記事を書く気持ちになった背景になることなので、少しだけお話しさせていただきます。

全力疾走

私は、住宅メーカーに営業マンとして就職しましたが、住宅のことについては何も知りません。お客様に会ってもなにもしゃべれません。とにかく知識をつけなければと思って、いろんなことを一生懸命覚えました。

カタログに載っている数字は全て暗記しました。家の間取りを作るための決まりごとも全て覚えました。そして、お客様にお会いした時には、覚えたことを正確に伝えるように、一生懸命しゃべりました。先輩からもアドバイスをもらいながら、毎日朝方まで仕事をしました。お客さんのプランや見積書を作り、ただひたすら働きました。優秀な先輩たちに負けないようにがんばりました。

 

その結果、1年目には新人賞を、5年目には社長から表彰される有効賞を受けることができました。
表書式では静かな喜びが水のように溢れて来るのを感じたのを覚えています。
これで私も一人前になれたんだと思いました。

 

山あれば谷あり

その後もずっと悠悠と営業人生を送りたかったのですが、現実の道のりはそんなやさしいものではありませんでした。

 

あるとき、学校時代の後輩から家づくりの相談を受けました。二世帯で住む家を建てる計画です。家づくりを進めていくときに、何に注意したらいいのかを相談したいと家に呼ばれました。私は、それまで経験で得た知識を全て伝えてあげようと、家族全員そろっている場で「よい家の選び方」を語りました。

後日、後輩から断りの連絡がありました。私が売っている家が良い家だとはわかっていたが、両親が決めたメーカーで建てるということでした。

私の話は、商品の売り込みばかりで、家づくりのアドバイスは無かった、ということだったのです。

家の良さは何を見ればわかるのかが知りたかったそうなのです。私としてはそれを語ったつもりだったのですが、聞き手からすると、自分の商品の特徴を話していただけに聞こえたそうなのです。

 

私は、ショックで火の消えたような気持ちになってしまいました。
私は今まで、家のことなら任せておけと思っていたのに、友達にすら、家づくりのアドバイスができなかったのです。

 

そのことがあってから、家を売るためだけではなく、もっと役に立つ営業になろうと思いました。
しかし、やればやるほど、私には何も語れないことが分かってきたのです。
そこで、買う人の立場から見た「よい家の選び方」を整理しました。
資料を作り、話し方を練習して、お客様の前で話しました。見やすい資料を用意できたことと、長い時間をかけて話したことで、ようやく伝えることが出来たのです。
ほっと救われたような気分になりました。

 

深い闇のなかへ

それからしばらくして、遠方に住む友人から、相談が入ってきました。早速、電話をして、今まで整理してきたことを、話してあげました。今度はうまく話ができているつもりでした。
しかし、15分ほどして、
「時間もあまり無いから、もう少し、分かりやすく話してくれないかな。それから、手短に、ポイントを教えてくれたら助かる。」と言われました。

結局一時間ぐらい話をしましたが、うまくいきませんでした。電話では、資料も使えないし、ビデオも見てもらえないので理解しにくい。何より、長く話を聞くことが、つらかったようなのです。
本当に伝えてあげたい身内にさえ、伝えることが出来ない。がっかりして肩を落としました。

悪いことは続くもので、営業の実績も上がらなくなってきました。今までのようにがむしゃらにやっているだけではだめなのです。学校を卒業したての若い営業マンじゃないし、お客様からは、もっとレベルの高いものを要求される年齢になっていたのです。
今までの説明が役に立たず、何をやってもうまくいかないのです。
悩みました。
悩んでいても何も変わらないので、一人で話し方を考えて、電話をかけて、練習しました。でも、うまくいかない。もうだめだと思いました。
会社での立場も無くなり、もう自分は営業として、役に立たないかもしれない。もう、あきらめようと思いました。

でも、ここまでやってきたんだし、最後にもう一度だけ自分を試してみたいと思い、成功のヒントを探すことにしました。

ベテランの営業マンに頼んで話を聞かせてもらいました。
他業種の営業にヒントがあるかもと思い、お客さんのふりをして潜り込みもしました。
本は、営業に役立ちそうな本を何冊も買って読みました。
成功している人の話を聞こうと思い、自分でお金を払ってセミナーにも参加しました。

この時に分かったことは、優秀な営業マンに共通することは、お客様と良い関係を築くことを大切にしているということでした。
その手法は、私の知っている営業の常識とは全く違っていて、一見、非常識と言ったほうがいいようなやり方をしていたのです。
私は、この時学んだことを使って、もう一度だけがんばってみようと思いました。

間違いは自分の中にあった

まず、家を買う時に注意するべきことを、ポイントを絞って短くまとめました。そして、その話し方を考えている時に、大切なことに気付きました。
それまでの私は、お客様が、話を聞きたくなる前から一方的にしゃべり続けていたのです。それではだめなわけです。
そこで、無駄な話をすることをやめて、お客様が聞きたくなった時にタイミング良く話すように気持ちを集中させたのです。

 

それができた時に世界が変わりました。

次々と注文が入るようになり、お引き渡しまで無事終わったお客様からは手紙まで戴けるようになったのです。
その中には、私と一緒にした家づくりの思い出が語られており、今でもとても喜んでいるという様子が、素敵な文字で書かれてありました。
その手紙を何度も何度も読み返しながら、体が震えるほど喜びがこみ上げてきた時のことを、私は忘れることができません。

こんな事があって以来、私は、これから家を買う人のために、家を選ぶ時に注意するべきことを、できるだけ分かりやすく言葉で伝えていき、もっとたくさんの人に喜んでもらいたいと思うようになったのです。

ここまでたどり着くには、大変な道のりだったのだと思っています。
その間に多くの人々に支えられてきました。人のやさしさにもふれることができました。本当に感謝しています。

今度は私が、たくさんの人を支える番だと思っています。
そして、私を育ててくれた多くの人たちへの感謝を込めて、この記事を世に出そうと考えたのです。

 

第四章 どうすれば、危険な橋を渡らずにすむのか

この記事を書き始めようと思いたち、いろんな消費者向け雑誌や、建築関係の書籍を読み返してみました。
どの本にも、どこかの会社だけが得になるような記事は見当たりませんし、家を比較して優劣をつけるような表現もありませんでした。
よく分かっている人が読むと、明らかに良いこと悪いことの順番を付けられる内容であっても、住宅のことを初めて考える方からすると、どれがいい家なのかなんて判断できないと思います。
それに、専門用語が多すぎて、理解するどころか、読むことさえ途中であきらめてしまうのではないかと感じます。これでは、どんな家を、何を基準に選べばいいのかは、まったく分からないままになってしまいます。
それで、結局、値段だけを見て、どの家を買うのかを決めてしまう人がたくさんいるのです。
いよいよ、第四章では、「家づくりで失敗しないための☆7つの道標」を紹介します。

この「7つの道標」は、意外にも簡単な方法です。そのわりに多くのメリットがあります。

その一部をあげれば、次のとおりです。

1、分かりやすいので確実に判断を付けられるようになります。
2、カタログを見ながら、あなたの好きな時間に確認できます。
3、お金をかけずに調べることができます。
4、すぐに覚えられるので、良い会社と、悪い会社を自然に区別できるよになります。
5、友達に教えてあげると感謝されます。

それぞれのメリットについては、この「7つの道標」を説明する中で触れていきます。
この「7つの道標」については、本来9つあるのですが、時間と労力がかかりすぎるものを除いて、7つに絞って説明します。
ただ、ここに書いていない残りの道標を実践しなくても十分ですから安心してください。また、各道標を全て実践しなくても、どれかひとつだけでも効果は確実にあるはずです。

では、その「7つの道標」について話を始めましょう。

 

 

家づくりで失敗しないための☆7つの道標

 

☆1の道標
恐怖!その時あなたは大丈夫か

普通に生活していても、危険は迫ってきます。中でも、自然の力には計り知れないものがあります。

地震

阪神・淡路大震災は、冬の寒い朝に起こりました。一瞬のうちに24万9千棟の建物が壊れ、6,433人もの大切な命が奪われました。
昨日まで元気だった人へ、もう話しかけることもできなくなってしまったのです。
次は、いつ、どこで地震が起こるかは誰にもわかりません。大地震が来たら壊れるかもしれない家に住み続けることは、とても怖いことだと言えます。

今までは、地震が起こってみなければ、家の強さはわかりませんでした。しかし、今の日本には、事前に確かめる方法があるのです。
それは、家一軒丸ごと揺らす機械です。
機械の上に、本物の家を建築して、大地震を再現します。こうすると、その家がどれぐらいの強さの揺れで壊れ始めるのかがわかります。そして、本当の強さを確認することができるのです。
机上の計算ではない、強さ証明済みの家を選ぶことで、あなたは安心できる暮らしがすることができるのです。

火事

炎はとても恐ろしいものです。小さな火事が燃え広がり一夜にして町を焼け尽くすことだってあるのです。
隣の家から炎が上がり、あなたの家に燃え移ってしまったら、大切な家具も、思い出の写真もみんな無くなってしまいます。
もし、あなたの家から火を出してしまったら、お隣さんに迷惑をかけてしまうことにもなるのです。

その一方で、周りの家が全て焼け落ちてしまった、そんな大きな火事の中でも、外壁を少し焼いただけで残った家があります。
自分の家で火事が起こったけれど、一室を焼いただけで消し止められた家があります。

建築に使う材料を工夫することで、火事に強い家にすることができるのです。
火事の時、外からも中からも燃え広がらない家を選んでおけば、あなたの大切な思い出を守ることができます。

台風

南の海で力を蓄えて、毎年夏になるとやってくる台風。日ごろでは考えられない強烈な風や雨であらゆるものを吹き飛ばして去っていきます。
家の屋根が飛ばされたり、壁も全て飛ばされることもあるのです。屋根が無くなれば、その夜から住むところに困ります。ローンが残っているのに、修理費が必要になります。そんな苦しみに耐えられるでしょうか?

突風でも屋根は飛ばされない。烈風でも外壁はひび割れない。あなたの資産を守ることのできる家。
それを確かめてから家選びをすることです。

さまざまな実験を繰り返し、災害の時の強さを確かめている住宅会社があります。その実験を見せてもらうことです。ビデオでその時の様子を見せてくれると思います。あなたの暮らしを快適にする最も大切なことは、あなたの大切なものを守ることのできる安心できる家を選ぶことなのです。

☆1の道標は、あなたの大切なものを守れる強い家か、ビデオで確認しましょう。

☆2の道標
家の中の恐怖!それは見えないもの

家事や仕事であなたの体は大変疲れているでしょう。夜になって家に帰ったのだから、心と体をしっかり休めたい。ところが、まだ、多くの敵と戦わないといけない。あなたの家がそんな家だったらどうしますか?

家の中で病気になるなんて

ここ数年、新築の家に住めない方が増えています。
第一章でお話しした、家に住めなくなってしまった奥様もその一人です。
「シックハウス」と言いう言葉を聞いたことがあると思います。
空気中に漂っている有害な薬品を吸い込むことによって起こる病気のことです。症状は、のどが痛くなったり、目が痛くなったり、ひどいときには、呼吸ができなくなってしまいます。そして遂には、家に住み続けることが出来なくなってしまうのです。
小さなお子さんやお年寄りの方が家族にいる場合は特に注意してください。体が弱い分、薬品に反応しやすく、病気になりやすいのです。
ただ、覚えておいて欲しいのは、病気になって、新築の家に住めなくなったのは、健康な成人の方だったのです。自分は健康だから大丈夫と思っていても、家に住んでから、体が不調になることがあるのです。
この病気が怖いのは、一度病気になってしまうと、家を移っても、簡単に治らないことです。あなたや、あなたの家族の健康を守るためにも、本当に気をつけてください。

有害な薬品を吸い込まないようにすれば、病気は防ぐことができます。そのためには、その薬品を使っていない建築資材を使って家を建てることです。

薬品が含まれている物の代表は、接着剤です。
壁クロスを貼ったり、床フローリングを貼るときに接着剤を使います。木の良さを生かし、木の弱点である、「反る曲がる」を防ぐために考え出された合板や組み合わせ木材などにも接着剤は使われています。薬品の代表的な名前は、「ホルムアルデヒド」「トルエン」「キシレン」です。これらを出来るだけ含まないものを使うことです。
建築会社にホルムアルデヒドを含まない材料で家を建ててくれとお願いすると、「わかりました」と言ってくれると思います。
ただ、接着剤は見えないところで使うものですから、完成した家を見ても、本当に大丈夫なのかがわかりません。それでは安心して住むことができません。
そこで、出来上がった家の部屋の中に機械を持ち込み、部屋の空気に3つの薬品が含まれている濃度を実測します。安全基準以下の濃度の空気であれば生活しても安心です。もしも、基準値以上の値が出た家なら、その家に住むことは、危険です。

この測定を嫌がる会社は大変危険です。絶対に買わないようにしてください。
空気を測って、基準値以上だからと言って、建て直ししてくれる会社はありません。
「しばらく窓を開けておけば大丈夫ですよ。」と言われるぐらいです。

あなたの健康はあなたが自分で守ることです。そのためには、すべての家の空気を測定して、それを公開している会社を選ぶことです。今までのデータの事例を見せてもらい、大丈夫だと安心できる会社を選んでください。
入居の前に実測している家を選べば、安心して暮らすことができます。

家の中で事故が起こるなんて

「ヒートショック」をご存知ですか?
暖かい部屋から急に温度が下がった所に行くと、一時的に血圧が高まり、脳溢血を起こす人が増えています。特に60歳以上の高齢者の死亡率は、交通事故を超えるほどの危険があります。
寝たきりになっている人のきっかけのうち、一番多いのは、お風呂場や廊下でのヒートショックと言われています。
お風呂場へ入ろうと廊下へ出たとたん、お風呂へ入ったとたん、ふらっと来て、そのままドスンと倒れる。それからは救急車。今までの生活が一瞬のうちに暗転し、何年間も寝たきりの介護をすることになるのです。
ヒートショックを無くすためには、「廊下や浴室」と「他の部屋」の温度の差を少なくすることです。
その方法は、外の温度の影響を受けにくいようにするために、断熱性能を高くします。コンセントやパイプのところから暖かい空気が逃げないように隙間を埋めます。さらに、空気や床の温度を調整します。
これで、リビングから廊下に出ても、「うっ、寒!」とならない家ができるのです。

安心な家を選ぶ目安は、「省エネ基準」です。
平成11年以降の基準「次世代省エネ基準」以上の基準を達成している家を選んでください。

☆2の道標は、健康を守る実測・省エネ基準を選ぶことです。

 

☆3の道標
金になる家、ごみになる家

家の価値は大きいので、見積もり金額がとても気になります。住宅ローンでお金を借りて家を買う方は、ローンの支払い額も気になるでしょう。
でもそこだけを見ていると、結局、「高い、損な買い物」をしてしまうことになります。
同じような家を買ったのに、「お隣さんのほうが何百万円も安くついたそうだ。」なんてことになりかねません。
安く家を買えたと喜んでいたのに、とても高い買い物だったと知った時、あなたはとても大きなショックを受けることになるのです。

そこで、大切なお金を守りながら家を買う方法を説明します。

上げて下げる

ローンの支払いだけを見ていると、できるだけ少ない借り入れ額にして、安い家にしようと考えます。しかし、見積もり金額は高くなって、ローンの支払いも多くなったのに、安くて喜ばれる家があります。
それは、合計の支払い額で見ると、安くなっている家のことです。
そのキーワードは光熱費です。

▲ 外壁や窓の断熱性能を上げると、見積もり金額は高くなります。
▲ 最新のお湯を沸かす機械や最新のお料理用コンロを採用することで、また見積もり金額が高くなります。
▲ 自家発電するシステムを採用することでもさらに見積もり金額は高くなります。

でも、

◎ 購入費用の安い深夜電力うぃ上手に利用して、
◎ 無料の空気の熱を上手に取り込み、
◎ 自家発電で作った電気を使うことで、購入する電気量を減らすことで、
電気代をとても安くすることが出来るのです。

ローンの支払いが多くなっても、それ以上に光熱費の支払いが少なくなります。合計すると、結局お財布から出て行くお金が少なくなる家なのです。
住宅会社では光熱費を計算してもらい、ローン返済と合計して、金額が一番少なくなる組み合わせを探してください。すると、最も支払いの少ない家を見つけ出すことができます。

永い付き合い

家は長く使うものです。永年の間にいろいろなお金が必要になります。

メンテナンス費
永く住み続ける間にも新築の時と同じように使えるように維持していくお金です。壁に雨が染み込まないように、塗り替えをしたり、屋根がずれてきたのを直すことがメンテナンス費に含まれます。

リフォーム費
永く住むと歳を重ねてゆきます。結婚や出産で家族の人数が変わることもあります。その時代に合わせて、家の使い方を変えていくことが必要になります。それにかかる費用がリフォーム費です。

解体費
家はいつか使わなくなります。その家の役割を終えて、処分される日がやってきます。その時に解体して、捨てるための費用です。

この3つの費用を出来るだけ少なくすることです。すると、家の一生にかかる費用がとても安くなるのです。

住み続ける期間にかかる3つの費用を事前に計算しておきます、そして最初に払う絵の値段を合計します。すると、最初の値段が高くても、一生を合計すると、結局安くなる組み合わせを探すことができます。
家の大きさにもよりますが、1,000万円以上も差ができることがあります。少し高いかなと思っていても、数十年先には1,000万円以上得して喜ぶことになるのです。

さらに、もっと安くできる方法があります。それは、使い終わった家を再利用する方法です。
まだまだ乗れる自動車は、洗って、直して、中古車として商品に生まれ変わります。
同じように、まだまだ使える家を、洗って、最新の設備を入れ直して、再築の商品として生まれ変わらせるのです。

再築できる家を建てておけば、将来あなたが家を使い終わった後、下取りに出して、お金を受け取ることが出来るのです。

使い終わった後、解体され捨てられるだけの運命の家は「ごみになる家」です。けれども、下取りに出せる家は「金になる家」なのです。

☆3の道標は、一生かけてあなたの大切なお金を守る家を選ぶことです。

 

☆4の道標
水に流しては困る話がある

NHKの番組であったのですが、今、子供さんの3人にひとりはアトピーで困っているそうです。
アトピーは、夜寝ていても咳をして苦しそうにしていたり、薬を手放せなかったりと、親も子も落ち着けません。

また、家の中が、蒸し暑かったり、乾燥しすぎていたりすると、我が家に帰ってきたのに、やっぱり落ち着けません。

家の中の「気持ち良さ」を決めるひとつが水です。空気中にある水分が多すぎると、蒸し暑かったり、じめじめしたり、カビが生えたりします。
室内の空気を計画的に外に出して、湿度が増えすぎないように調整することで、気持ちの良い空気を作ることができます。
気密性能が高くなった現代の家では、計画的な空気調整をすることは、とても大切です。塵や埃、臭いや二酸化炭素で汚れてしまった室内の空気を強制的に外の新鮮な空気と入れ替えてしまうことが有効です。

もっと大切なのが、工事中の部材の管理です。
建築中の現場が雨ざらしになっていると、部材の奥の奥まで水が染みこんでしまいます。そうなると、いくら機械を使って強制的に乾かそうとしても、1日や2日で乾くものではありません。
中に水が入ったままの外壁に、防水塗装を施し、断熱性のいい住宅を作ると、水のある暖かい、ぬくぬくとした環境が出来上がります。すると、壁クロスの裏やフローリングの裏など、見えないところで、カビが発生してしまいます。
このカビの胞子が原因でアトピーになってしまうそうなのです。

カビを発生させないためには、水を遮断することです。
その方法が次のようにすることです。

◎ 屋根と壁と窓を急いで作り、部材をびしょ濡れにしないようにする。
◎ 現場で防水塗装はしない。それが無理でも、濡れたままの外壁に防水塗装をしない。

雨上がりの建築現場を覗いてみて、水が染み込みやすい、木や紙を濡らしていないことを確認してください。
雨仕舞いを1日で終わらせて、雨に濡れないように作ることで、あなたの家族にとって気持ち良い家を実現することができるのです。

☆4の道標は、空気と水を上手に扱っている、気持ち良い家を選ぶことです。

 

☆5の道標
大きければいいことがある

最近の日本の住宅の平均寿命は23年だそうです。20歳で建てた家は40歳を過ぎると、建て替える時期になり、65歳ぐらいで3回目の建築となるのです。
昔から、「家は3回建てないと満足するものにならない」といいますが、今の時代にそんなことをしていたら、いくらお金があっても足りません。むしろ、長く住めて、次の世代に残していく家にすることで、家族全体の出費を減らせるようになり、子や孫の代にはお金に余裕がある生活になっていくのでしょう。

これからは60年以上住むための家が増えてきます。その60年間を快適に過ごせるようにしていくことが必要になってきます。
60年は人間で言うと還暦です。人も家も少しずつ痛んできます。でも、早めに傷みを見つけることで健康な体を維持していくことが可能になります。
人に健康診断があるように、家にも定期診断が必要です。計画的に診断して、手入れをすることで、永く快適に安心して住むことができるのです。
診断の期間は、長く空きすぎると手遅れになることがあるので、短い間隔ですることが重要です。また、忘れずに診断・点検してくれる仕組みがあれば安心です。
期間は5年間隔での診断が適当です。10年だと手遅れになりがちです。
診断は、建築した会社の系列で、その家のことをよく分かっている人たちに任せること。そうすることで、細かなところまで正確に判断することが出来ます。
60年経って、担当者が代わってしまっても、定期診断を継続してゆける大きな会社だと安心して任せられるでしょう。
費用は、入会金無料、60年12回・全期間とも無料診断であれば助かります。

☆5の道標は、永く安心して暮らしてゆける、無料診断の精度がお勧めです。

 

☆6の道標
雪が降らない冬にはしたくない

今、環境問題は深刻です。
世界中にごみがあふれ、空が汚れ、気温が上がり、南極の氷が溶けて、海面が上がり、砂浜が減り、動物が絶滅しています。これから先も気温が上がり続けると、冬になっても雪が降らなくなるかもしれません。
3世代後の子孫の時代には、子供たちは、雪を見ることがないかもしれません。

そんな時代にならないように、あなたにも考えてもらいたいのです。

私たちは、子供たちに、どんな地球を残してあげたいのか?

そして、守ってもらいたいのです。

地球を。

ごみを減らす活動は、ずいぶん盛んになってきました。家庭のごみも分別することが定着してきました。
でも、一番ごみを出す量が多いのは、建設の業界なのです。
建物を壊すときにごみになる。また、新しく作るときにもごみがたくさん出るのです。
それが、建築業界ではまだまだ常識とされているのです。

今、ごみを出さない家づくりができるようになりました。

今までごみになっていたようなものは、リサイクルして形を変えて使ったり、燃料に使います。さらに、燃えかすも埋め立てしないで、形を変えて再利用するのです。
単純に埋め立ててしまうごみを全く出さない。
ごみゼロ。

これをゼロエミッションといいます。

こんな作り方をしている家を建てれば、ごみを出さない、地球を守る活動に参加していることになるのです。
家を建てた後に、心の中に太陽が入ったような、暖かい気持ちになることでしょう。

☆6の道標は、地球環境のことを考えて、ごみを出さない家づくりをすることです。

 

☆7の道標
命がけの事業なのだから

家をつくることはあなたの一生の大仕事でしょう。そして、あなたの人生を変えてしまうことになる出来事なのです。

今なら、あなたの意思一つで、住宅会社も担当者も選べます。
でも、間違った会社や担当者を選んでしまったら、もう後で選び直すことはできないのです。

もしも、建てた後にほったらかしの会社だったら。
もしも、契約したら、「釣った魚には餌はやらない」そんな態度の営業マンだったら。

表向きには、「お客様は神様です」とか、「顧客満足が大事です」と言っていても、実は、会社が儲かることだけを考えていて、あなたのことよりも、会社の利益を優先している会社もあるのです。

営業マンも一見、一生懸命やってくれているように見えることがあります。でも、実は、自分のノルマのため、自分の給料が増えるから、出来るだけ高く売りつけよう。と心の中で思っていたりするのです。

悪い人が担当になてしまったために、契約を解除することになり、支払った手付金が何百万円も戻ってこなかった。という人もあるのです。

いくら商品が良くても、こんな会社や営業マンに捕まっては絶対に駄目です。どちらも、あなたの家づくりの成功を邪魔する人たちなのです。
良い会社や良い営業マンを見つけて、あなたの家づくりの成功に近づきましょう。

良い会社、良い営業マンとは次のようなことだと思っています。

★ 家に関するあなたの困りごとを解決できる提案をしてくれる。
★ あなたの夢や希望をよく聞いてくれて、それを叶えるために動いてくれる。
★ 無理なこと、無駄なことははっきり言ってくれる。
★ より良い方向へ進めるように、さまざまなアイデアを用意してくれる。
★ 今すぐ対応できることから、わかりやすく導いていくれる。
★ 無理な売り込みをしない。

こんな会社や人があなたを成功へと導いてくれるのです。でも、そんな良い会社、良い人を見つけることはかなり難しいことです。

良い、悪いを最も簡単に見分ける方法は、その会社や、その人に会ってみることです。
ただ、一人で会えば、悪い会社につかまって、売りつけられることが怖いでしょう。
そこで、最初は大勢集まる場所に参加することをお勧めします。
住宅会社が開催する見学会やセミナーがあります。それに参加してみて、その会社と人の考え方に接してみるのです。
少し気に入れば、いくつか質問してみるといいでしょう。その返事の仕方で、あらかじめ準備しておいたわけではない本音の話を聞くことが出来ます。

くどいようですが、営業マン次第であなたの家は良くなったり、悪くなったりします。
良い営業マン選びをしなかったことで、悲惨なことになってしまってからでは遅いのです。

そんなことにならないようにしてください。
見学会やセミナーに参加して、あなたの夢の実現を手伝ってくれるパートナーを見つけることです。

☆7の道標は、信頼と尊敬に値する会社と担当者を選ぶことです。

 

以上で、「家づくりで失敗しないため☆7つに道標」の話は終わりです。

第三章めも書いた通り、私は、これから家を買おうと思っている人のために、家を選ぶ時に注意するべきことを、出来るだけわかりやすく伝えるつもりで書きました。

是非、あなたも、この記事を活用して、すばらしい家を見つけられるようになって頂きたいと思います。

 

おわりに

「はじめに」で私は、
この記事を読み終えた時、あなたは次のことを知って、自己防衛作画可能になります。と書きました。

● 多くの人が、どうして家づくりで失敗しているのか。
● 家を選ぶ時に何を確かめればいいのか。
● 売り手側の本心を知り、落とし穴に落ちない方法。
● 良い会社を簡単に見分けるコツ。
● 危険な家を見破る方法。
● 今のことだけでなく、未来のことまで見通せる目を持つ方法。

この記事は、あなたに少しでもわかりやすく伝わるようにと思いながら、難しい言葉を使わないように気をつけて、見やすくなるように注意しながら、何度も書き直しました。

読んでいただいて、いかがでしたでしょうか?

あなたが満足する、すばらしい家。
「世界に一つだけの」
を手に入れていただけることを、心から願っています。

 

 

ABOUT ME
ふとっしぃ
神戸市で新築戸建て住宅営業を始め、29歳の時に西宮市で阪神淡路大震災の被災。 不景気に苦しんだ経験から、景気に左右されない営業方法を求めて顧客獲得実践会へ入会。 ダイレクトレスポンスマーケティング、高確率セールス法を学び、社内初のホームページを作成し、ブログ、メールマガジンの配信を行いました。 新築住宅167棟を売り上げ営業を離れ、1500人が来場する大工場見学会の運営を行いました。若手営業研修を受け持ち、新人年間退職者ゼロ、成約率第一位を達成できたのは嬉しかった事です。『住まいと環境学習プログラム』の開発に参加。10年間で中学校の住まいの授業を200時限実施し、第6回キャリア教育アワードの最高峰、経済産業大臣賞最優秀賞大賞を受賞に貢献できました。